オリヅルランの種類・品種
オリヅルラン・ボニー(Chlorophytum comosum ‘Bonnie’)
葉が垂れ下がるのではなく、内側にカールするなんとも可愛らしい品種。
ソトフオリヅルラン(Chlorophytum comosum ‘Variegatum’)
緑に乳白色の斑が入る綺麗な品種。葉はやや硬めなのも特徴です。
ナカフオリヅルラン(Chlorophytum comosum ‘Vittatum’)
葉は硬く、乳白色の班が葉の中央部に入る種類。
ナカフヒロハオリヅルラン(Chlorophytum comosum ‘Picturatum’)
葉の中央線に太めの白色斑が入り、葉は柔らかめの品種。
シャムオリヅルラン(Chlorophytum laxum ‘Bichetii’)
シャムという名前が入っていますが、原産はガボン共和国です。葉は短く、株も比較的小型。
シャルロット(Chlorophytum sp. ‘Charlotte’)
葉は薄く、濃い緑色の葉が特徴的な種類です。
オリヅルランの育て方
オリヅルランの育て方をご紹介します。基本的にはとても丈夫で育てやすい観葉植物ですので、初心者でも簡単に育成できます。
置き場所

出典:写真AC
オリヅルランは比較的日当たりの良い場所を好みます。ただし、直射日光が当たる場所では葉焼けを起こしてしまいますので、直射日光はできるだけ避け、明るい場所に置いてあげましょう。完全な日陰は避けたほうが無難です。また、育成期には風通しが良い場所に置きましょう。
水やり

出典:写真AC
オリヅルランは成長に応じて、水やりの頻度も調整してあげましょう。春から秋にかけて、成長スピードは早くなります。土の表面が乾燥したら、鉢の受け皿にたまるくらいにたっぷりと水をあげてあげましょう。気温が下がる晩秋から冬にかけては、成長スピードは緩慢になります。気温が10度を切るくらいになったら、水やりの頻度は少なめにします。また、根への水やりと合わせて、霧吹きでの葉水やりも行ってあげてください。葉水はアブラムシやハムシなどの予防になりますので、1~2日に1回程度霧吹きで水をあげましょう。
肥料・追肥の与え方

出典:写真AC
肥料は成長期である春から秋にかけてのみ与えるようにしましょう。ただし、基本的にオリヅルランはとても丈夫で、肥料を与えなくても枯れることは滅多にありません。液肥などを薄めに与えてあげるくらいで良いでしょう。
用土

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オリヅルランは水はけのよい土を好みますので、赤玉土と観葉植物用の土、鹿沼土を1:2:1程度で配合したものを利用します。はじめに肥料を配合する必要などは特にありません。土の表面を赤玉土などで覆ってあげると、コバエなどがわきにくくなるのでおすすめです。
植え替え

出典:写真AC
オリヅルランは夏場にはとても早いスピードで成長し、あっという間に鉢の中は根でパンパンになってしまいます。根が回ってしまうと成長も遅くなってしまうので、早めに一回り大きめの鉢に植え替えてあげましょう。
冬越し

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オリヅルランの耐寒性はそれほど高くありません。気温が10度を切ると成長は遅くなり、5度を切ると成長はほぼ止まります。暖かい部屋に移動させたり、ビニール温室などで保温してあげましょう。